さよならC30
2015年から家族の足になってくれたボルボC30とさよならしてきた。
初回登録は2008年なので、14年がんばったC30である。へこみもたくさんあるけどまだまだきれい。
2ドアでコンパクトなのに排気量はでっかく3ナンバー。首都高のカーブの上り坂なんかでアクセルを踏みこむと、重たい音を上げながらぐんと路面にふんばって気持ちよく加速した。
夫が単身赴任になって娘が大学生になったタイミングで、もうあんまり家族で乗ることはないね、といってその前のボルボ940から衝動的に乗り換えた。
2ドアのクルマがこんなに乗りづらいとは知らなかった。
ドアが長いから狭い駐車場ではドアが開かない。当たり前だけど前のシートを倒さないと後部座席に乗れない。買い物袋をポンと置くわけにもいかない。
ハッチバックなので大した荷物も乗らない。
シートが低くて高齢の母は乗りこむのが大変、病院の送り迎えの頻度が増えたのにめっちゃ大変〜、父の車椅子ひとつ積むのも一苦労、という具合で、なんでこのクルマにしちゃったんだろーとかなり後悔。
目論見とはかなり違って家族で出かける機会もそうそう減らず、先代の柴犬げんき先輩もぎゅーぎゅーに詰め込まれて大阪だの京都だの奈良だのまでドライブした。
今になったら楽しい思い出ばかりで涙が出そうだ。
一昨年からは家族の車を引退して、娘の通勤車になってくれていたけど、電車で通える職場に変わったのでついにさよならとなったC30である。
あんなに文句ばっかり言ってごめん。
いい車でした。本当にありがとう。
ゆっくり休んでね。